soutaデビュー戦
雨の日曜日、瀬戸大橋を渡り、坂出市立体育館へと向かう。soutaの空手の試合のためである。まさに、デビュー戦。不安と緊張で固まっているsoutaの表情はハニワのようであった。親子共に試合がどういうものなのか、さっぱり分かってないまま勢いでエントリーしたことが、後々こんなに困ったことになろうとは・・・。試合出場のため激しくなる練習にあっさりギブアップのsouta、すっかり戦意喪失。「痛い。怖い。ヤダ。」と念仏のように唱え、前日まですったもんだの押し問答を繰り返す羽目になったのだ。迎えた当日も油断は許されない。彼の場合、試合中に逃亡する可能性もあるからだ。okirakuもそういった意味で非常に緊張していた。
到着して、思っていたよりもずいぶんと大きな大会だったことに気付く。だいたいにおいて「行けばなんとかなるでしょ~」と軽く考える傾向のあるokiraku、今回もまた軽すぎた。四国から、あるいは大阪、岡山から選手が集っていた。一種独特の緊張感。soutaがびびるのも無理はない。おもしろいのは、勝ちにきたのか、なんとなくなのか、立っているだけでわかることである。勝ちにきた子はやっぱり迫力があるのだ。空手だけでなく、どんなものでもそうだが、どんな気持ちで臨むのか、気持ちの強さが大事なのだと思う。 怖くて仕方ないsoutaだったが、無事試合に出場。よく頑張った。折れそうな気持ちを奮い立たせて、逃げずに頑張ったことを母は高く評価します。で、soutaの感想は「試合には、もう出ん。相手強すぎ。」だった。 それにしても、子供に何かをさせてあげるというのは、ずいぶんとお金と時間を持っていかれるものである。それでも、やっぱりそれ以上の楽しみがあるんだろうな、って我が子に熱い声援を贈る親達を見て、そう思うのだった。
by kensou9900
| 2008-04-02 00:29
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