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流血事件

「あ~あ~。またぁ~。」塀に激突して、こめかみの上を切り、血をダラダラ流している次男を見て、そう思う。「これは3針コースだな。」過去の経験から、傷口を見て、だいたい何針縫うことになるか分かるのである。

自らの流血ぶりに軽いパニック状態に陥った次男が口走る。「オレ、死にたくない~!!」
「死ぬわけないじゃん。はい、病院行くよ。」と車に乗せる。

やはり3針縫うことになったが、じっと耐えておとなしくしている次男。前回の頭の時には、大暴れして看護士さん総動員で押さえつけたことを考えると、彼の成長がうかがえる。

子供というのは、何度かはそんな怪我をするものだと、ずっと思っていた。なぜなら、okiraku自身も2人の弟達も何度も痛い目に遭いながら成長したからだ。それなのに、決しておとなしかったはずのないパートナーが「一度もない」と言う。聞けば、「ない」と答える人の方が圧倒的に多く、驚いた。じゃあ、私達って一体・・・。

すごくすごく痛かったのに、思い出すのは母の心配そうな顔ではなく、少し怒った顔。きっとokirakuも同じ表情をしていたと思う。もっと優しくしてくれてもいいのに、と思っていたが、今ならその複雑な胸中がよく分かる。

傷の経過観察と消毒のため、しばらく続いた病院通い。ようやく抜糸となり、治療終了。やれやれ・・・である。
by kensou9900 | 2007-07-20 21:59
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