雑煮の思い出
年末行事といえば、餅つきである。息子の通う学童クラブでも、雨の中行われた。軒下と室内で無理やり決行。寒かった・・・。最近では、昔ながらの餅つきをする家が少なくなったので、このような行事をするのだ。
子供達は粉で真っ白になりながら、餅を丸めていく。とても楽しそうである。 okirakuの実家では、寒風吹きすさぶ中、毎年餅をついていた。つきあがる頃には少し固くなりかけたゴツゴツした餅で、やたらに一個が大きくて、正直、買った餅の方がなめらかでおいしいと思っていた。 お正月に帰省すると、その餅で祖母が雑煮をつくってくれた。「何個食べるんか?」と祖母が聞き、okirakuが「二個」と答えると、「そんだけしか食べんのか?」と毎年同じ会話をした。もう祖母の雑煮は食べれない。料理が得意ではなかった祖母が自信を持ってふるまってくれたのは、ちらし寿司と雑煮だけ。当たり前のように食べていて、有難いとも思っていなかった雑煮は、祖母を象徴する思い出となった。 餅つきをしながら「なんだか寂しいな・・・。」と祖母を思うokirakuだった。 この正月は、久しぶりに自分で雑煮をつくるつもりだ。okirakuは、息子達にいくつ思い出の味を残すことができるだろうか・・・。
by kensou9900
| 2007-12-29 15:20
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